産業観光の活用の経緯と現状

オタフクソース株式会社は、お好み焼の歴史や文化を発信する施設としてWood Egg お好み焼館を2008年に開館。お好み焼とソースの歴史・文化を伝える「おこのミュージアム」では、ダイナミックな展示の中でのガイド案内、オタフクソース本社では、充填ライン、自動倉庫の見学等を実施している。ホットプレートを使用した家庭向けのお好み焼教室や、プロ向け施設を使用したお好み焼体験も提供しており、広島ならではの体験として人気を博している。さらに、お好み焼店の開業を目指す方への支援として、お好み焼店開業支援研修も開催している。また、インバウンド向けの活動にも力を入れており、英語対応のお好み焼教室や工場見学を実施し、海外のお客様にも参加・理解しやすい環境になる工夫を続けている。

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評価

広島県の代表的な食であるお好み焼の発展に寄与し、日本のみならず世界に向けて積極的にその歴史や文化を発信していることが高く評価された。展示の内容もお好み焼を通して、広島の戦後復興に触れるなど、他事業者の模範となる施設型の産業観光モデルとなっている。また、インバウンドの受入姿勢も評価のポイントとなっている。