海外より観光のコンサルタント（NextFactor社）、とハワイ州の観光データ分析の専門家をお招きし、観光地域づくりに取り組む組織を対象に、2月21日、22日の2日間にかけて、ハイブリッド形式でセミナーを開催いたしました。
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2月20日　当協会表敬訪問

　1日目（2月21日）は観光地域づくりの動向やデータ分析にフォーカスしたセミナーで、NextFactor社のポール・ウィメット氏からは、「Futures Study2023」調査結果から、今後の観光トレンド、それらを踏まえてDMOが担うべき4つの事柄などが説明されました。ハワイ州のデータ専門家であるジェニファー・チュン氏からは、ハワイ州の観光の現状や公開しているデータの種類などが紹介され、東京都立大学清水教授とのトークセッションでは、州政府とDMOの役割分担やダッシュボードの位置づけ、ステークホルダーへ公開する意義などより実践的な説明があり、観光DXに取り組む日本のDMO等にとっては大変有益な内容となりました。最後に、郡山市観光協会からDestinationNEXTの調査結果の活用について、具体的な事業とともにご紹介いただきました。質疑応答では合計70を超える質問が寄せられ、大変活発なセミナーでした。

2月21日、ポール・ウィメット氏によるプレゼン　　　　　　　2月21日、ジェニファー・チュン氏と清水氏によるトークセッション


　2日目（2月22日）はDestinationNEXTを導入した４地域（岩手県一関・ひらいずみDMO、千葉県鴨川プラットフォーム、岐阜県下呂温泉観光協会、広島県廿日市市）から調査結果と今後の取組方針などが報告され、NextFactor社ポール・ウィメット氏から地域課題に応じた事例紹介や、DestinationNEXTを2回実施しているハワイ州のジェニファー・チュン氏からも4地域へ具体的なアドバイスがありました。
　なお、今後DMOなびで、セミナー内容をレポートする予定です。

　セミナー終了後の2月23日、24日は、岐阜県下呂市を訪問し、下呂温泉観光協会のご案内のもと市内観光施設、観光資源を視察いたしました。若年層が大勢街を歩いている仕組みづくり、温泉管理システム、素晴らしい食事、最新の交通システムでのアクセスなど、とても魅力的で大きな可能性があると評価されていました。

2月23日、下呂温泉合掌村を訪問、ガイドさんから説明を受ける

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