2023年02月14日
2023年1月17日(火)、第9回となる観光立国推進協議会(事務局・日本観光振興協会)を東京プリンスホテルにて開催しました。
本協議会では、幅広い産業と地域が一体となり、今後の観光立国推進に向けての指針を示すべく約100の企業・団体が加盟しています。
今回は「観光立国の再起に向けた観光産業の活動の方向性」をテーマとし、新型コロナウイルスで大きな打撃を受けた日本の観光産業の本格
的な復興に向けて、観光関連業界の代表者の方々から、各社の取組や今後の方向性について、さまざまな視点から意見をいただきました。
観光庁から和田浩一長官、黒須卓総務課長にご出席いただき、和田長官からは、2023年の国内観光の課題改善への取り組みや、国際観光の再
始動を強力に進めていくことや訪日インバウンド回復、さらに日本人による海外旅行需要の回復に向けて業界関係者と一体となって対応策を考
えていきたいと述べられました。
最後に、山西委員長から、観光産業はまだ本格的回復には至っておらず、引き続きの観光庁への支援をお願いをするとともに、観光産業界に
おける共通の課題として、人手不足や人材確保、生産性向上、観光DX化、あるいは需要の標準化、さらには高付加価値化、新しい価値創造な
どをあげ、これら課題解決に向けて、産学官の連携による観光の成長戦略を実現することが今後の日本の成長戦略にとって不可欠であると述べ
ました。そして、これらの課題解決については日本観光振興協会としても幅広い連携を構築して取り組んでいくとまとめました。