桐生は、織物産業とともに発展してきたまちである。今でも織物工場や織物に関連した街並みを見ることができ、代表的な「のこぎり型の屋根」の工場が200棟以上も残っている。また、生産を中止した工場の後を美容室・ベーカリー等に再活用をする例が多く見受けられる。
毎月第一土曜に開催される「古民具骨董市」・「買場紗綾市」・「楽市蓙座」の三大市と連携したまちあるき、桐生ファッションウィークイベントと連携した着物に触れるプログラムも開催されている。平成21年度観光客数3,842,900人、産業観光関係客246,299人、三大市客数660,800人
桐生市は、「のこぎり屋根」をはじめとする豊富な近代化遺産を、美容室・ベーカリー・アトリエなどの日常空間へ用途転換し、新たな産業創造拠点としている点が高く評価される。 織物という伝統産業の持続力と繊維分野を裾野とする産業分野の広さと厚みを活かし、体験プログラムのメニュー開発や多彩なイベントを開催し、織物を観光客に触れさせ身近なものに確立させてきた。
また、近隣地区や同業の繊維生産地等との連携、更には、足利市とともに訪日外国人誘致を視野にいれた「JAPAN BRAND」の取り組みを行っている。
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