鹿沼商工会議所

特別賞:かぬまシウマイでまちおこし/鹿沼商工会議所(栃木県鹿沼市)

取組内容

 東京から100km圏内にあり、餃子のまち宇都宮、世界遺産のある日光に隣接する鹿沼市では、崎陽軒 初代社長 野並茂吉氏の出身地という縁に着目し、オール鹿沼の体制で「シウマイ」をテーマにまちおこしを実施。食べ歩きを楽しみたい層や宇都宮、日光を訪れる人々をターゲットに、1,000~2,000円で気軽に食べ歩きできる観光地づくりを推進している。鹿沼市は製造業のまちであるため、単に飲食店だけの取組とせず、製造業など地域内の様々な資源を活用し、地域にお金が落ちる仕組みづくりを行っている。

地元産出の深岩石を使った現代アート作品のシウマイ像をJR鹿沼駅前に設置。シウマイに見えないシウマイ像ということで話題性を創出している。また、崎陽軒から講師を招聘し、プロ向けシウマイ講座を開催するなどの商品開発支援も進め、事業開始前は5軒程度であったシウマイメニュー提供店が、令和5年9月現在で71軒まで増加している。さらに、宇都宮鹿沼間を走る主要路線バスに「シウマイ餃子ライン」の愛称をつけ、ラッピングバスの運行やフリー切符の発売を行っている。他にもシウマイタクシーの運行や鉄道会社とのイベント実施などの様々な交通事業者との連携、オリジナルキャラクターの製作や冷凍シウマイ自販機の設置など、多面的な活動を通してシウマイの街を盛り上げている。

評価のポイント

 崎陽軒の初代社長の出身地というところから着想を得ての「シウマイ」でまちおこしをする構想の面白さ、「かぬまシウマイ」を軸に積極的なPR活動や地域内外での連携強化を実践し、様々な事業を展開している点などを評価し、特別賞に選定した。

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シウマイ像除幕式

<シウマイ像除幕式>

かぬまシウマイ

<かぬまシウマイ>

崎陽軒から講師を招聘しての勉強会

<崎陽軒から講師を招聘しての勉強会>

シウマイ餃子ラインラッピングバス

<シウマイ餃子ラインラッピングバス>