(社)真庭観光連盟は、バイオマス事業による地域づくりをテーマに平成18年度より「バイオマスツアー真庭」を実施し、現在では8,000人を超える観光客が訪れている。
全国でも有数な「バイオマスタウン」として持続可能な資源循環型社会の構築に伴う地域づくり、市民生活、新産業創出を目指した中山間地域の取り組みをツアーでみることができる。
ツアーにより産業と観光を結びつけた発信を行い、地域の基幹産業の林業、木材業の振興と他産業との連携効果を構築している。ツアー参加者 平成21年度 1,454人、平成22年度 2,251人(平成23年2月末現在)
真庭市は、基幹産業である山林資源を活かし、「バイオマスタウン」として日本を代表する林業の次世代型ビジネスモデルとして期待されている。地域の事業体制として資源循環型事業連携協議会を設立し、官民学一体となり事業に取り組んでいる点が評価できる。
今後は、一般の方が気軽にツアーに参加するしくみづくりが重要となってくるが、「エコ」に関心の高い顧客に魅力的な資源となることが期待できる。
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