取組内容

　産業観光に長年精力的に取り組んできた小松市では、2016年度「『 珠玉と歩む物語 』 小松 ～時の流れの中で磨き上げた石の文化～」で日本遺産に認定されたのをきっかけに、「こまつのものづくり」に焦点をあてた産業観光事業を拡充。その後、九谷焼産業を始めとした日本を代表する伝統工芸から世界シェアを誇る巨大メーカーまで多種多様な産業が集積し、令和３年６月「こまつものづくり未来塾」として始動することとなった。その中で、産業観光を活用した稼ぐための新たなコンテンツとしてオープンファクトリーイベント「第１回 GEMBA モノヅクリエキスポ」を開催。万全のコロナ対策を施した上で、市内の様々な工場・工房の「見学」と、ワークショップ型の「体験」を提供した。さらに、「GEMBAサロン」として、さまざまな分野の専門家の方をメンター（講師）に招き、ものづくり未来塾の参加メンバーが自社の技術を使って現在挑戦中の商品や今後挑戦したいことなどを討議する場も設置（２カ月に１回を目安に開催）。金沢や加賀温泉にはない「産業観光都市 小松」をアピールすることで、地域一体となって「GEMBA」の魅力を国内外に発信すべく取り組んでいる。

評価のポイント

長年産業観光事業に取り組んできた実績、地域に根付いた様々な産業とそれらの連携、商品力に富んだ新たなプロジェクトの始動や人材育成等、あらゆる面が評価され、総合的に見て、他地域の模範となるすばらしい取組として金賞に選定された。

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