【石川県小松市】 九谷焼の「ものづくり」の「原場」が体感できる「GEMBAプロジェクト」、職人技を見にでかけよう

  1. 【石川県小松市】 九谷焼の「ものづくり」の「原場」が体感できる「GEMBAプロジェクト」、職人技を見にでかけよう
産業遺産木製品・工芸品

【石川県小松市】 九谷焼の「ものづくり」の「原場」が体感できる「GEMBAプロジェクト」、職人技を見にでかけよう

「九谷焼」は小松市花坂町で産出される“花坂陶石”から生まれています。一次から六次まで一貫してこの地で繋げていくという小松市での九谷焼のスタイルになぞらって、小松における「ものづくり」の場、原点に立ち会えるプロジェクトを「GEMBA/ゲンバ」と名付けました。
ものが生まれるその「場」に立ち会うことでしか実感できない、その瞬間の神聖さや美しさをぜひゲンバにでかけて実感してみてください。

◆粘土製造
原料である花坂陶石を粉砕し、九谷焼のもととなる粘土を製造します。
◆素地作り
素地作り轆轤(ろくろ)や石膏型を用いて作品の土台となる素地を成型していきます。
◆絵付
絵具や箔を用いて素地に丁寧に色を付け仕上げていきます。

「GEMBAプロジェクト」
https://gemba-project.jp/

「CERABO KUTANI WEB STORE」
https://cerabo-kutani.stores.jp/




【日程】

見学箇所①~⑬からご相談ください。




【行程】

  • ①九谷セラミック・ラボラトリー 【九谷焼/素地作り・絵付】見学・体験可

    2019年(令和元年)にオープンした九谷焼の複合型文化施設。九谷焼の原料となる磁器土の製造スペースとギャラリー、作陶体験ができるアトリエスペースも併設。小松市で採石している花坂陶石を粉砕する原料製造から、製造工程を学べる常設展示、新進気鋭の作家たちによる作品展示と総合的に九谷焼を紹介しており、さらに希望制でスタッフによる館内案内も可能。焼き物に詳しい方もこれから知りたい方も幅広く楽しめます。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-soji-edzuke/118/

    【公式Webサイト】
    https://cerabo-kutani.com/

  • ②宮吉製陶 【九谷焼/素地作り】見学・体験可

    九谷焼の制作を大きく分けると、型やろくろで成型する「素地制作」と、その素地に絵を描く「絵付」の2つに分かれます。宮吉製陶所は「素地制作」を行う製陶所で、創業は1972年(昭和47年)。九谷焼の食器や花器、骨壺まで多様な形状の九谷焼素地を製造・販売。近年では飲料メーカーの容器制作など、さらに活動の場を広げています。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-soji/102/

    【公式Webサイト】
    http://miyayoshi-seitou.sakura.ne.jp/

  • ③五十吉深香陶窯【九谷焼/素地作り・絵付】体験可

    素地作り・加飾ともに様々な技法を得意とする工房。大正初期、石川県小松市に初代・浅蔵磯吉が素地作りの工房を開く。二代・五十吉(与作)が「浅蔵カラー」と呼ばれる色彩表現を確立。また、成形のしやすい花坂陶石の特性を生かし、素地に模様を彫り込むなど独特の世界観も構築。現在の三代五十吉(與成)は先代から受け継ぐ表現の幅をさらに広げ、現代のライフスタイルの中で心に残る作品作りに取り組んでいる。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-edzuke/218/

    【公式Webサイト】
    https://komatsu-kutani.jp/join/detail.php?id=5

  • ④宮創製陶所 【九谷焼/素地作り】見学・体験可

    1914年(大正3年)に創業した窯元で、百年以上にわたり日々置物の生産を続けています。現在の主力商品は、招き猫やふくろうなど縁起物。他にも季節商品として干支や雛人形等を生産し、近年ではキャラクター商品の素地など現代的な需要に応えた多種多様な素地を生産しています。また、創業時の大正時代から昭和前期に作られた古い手起こし型を利用し、地元作家と美術工芸品を作りだす、という試みも行なっています。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-soji/274/

    【公式Webサイト】
    https://komatsu-kutani.jp/join/detail.php?id=12

  • ⑤錦山窯 【九谷焼/絵付】体験可

    石川県小松市にある、九谷焼上絵付の窯元。1906年(明治39年)に初代吉田庄作が開業して以来、九谷焼の様々な技法を受け継ぎ、約110 年間作陶を続けています。なかでも得意とするのは金彩の技法で、初代から代々、金を使った絵付を特徴としてきました。三代美統は「釉裏金彩」の技法で国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定者。そして四代幸央は伝統を継承しながらも、時代に合った新しい表現をしています。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-edzuke/310/

    【公式Webサイト】
    https://kinzangama.com/

  • ⑥陶窯 田村 【九谷焼/絵付】見学可

    九谷焼の技法のひとつ、「毛筆細字技法」(もうひつさいじぎほう)を得意とする作家。虫眼鏡などで拡大しないと読めないほどの細かい文字を器に描く技法で、継承者は田村さんのみ。現在は古典文学などを題材に、”日本古来の美の体現”を目指して作品制作を行っており、成形・絵付けといった陶芸技術全般を行いながら、細字技法の更なる技術習得に励んでいる。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-edzuke/311/

    【公式Webサイト】
    http://tamuraseito.com/

  • ⑦打田幸生 【九谷焼/絵付】体験可

    様々な技法がある九谷焼の絵付け。なかでも「古九谷」「吉田屋」と呼ばれる、色鮮やかな絵付けを施す九谷焼を制作しています。また、「とらや陶器店」の店主も兼務。1921年(大正10年)創業、3代にわたって続く陶磁器販売店で、歴史ある町家の中には普段使いの九谷焼をはじめ、日本手ぬぐいや扇子などの和小物が並びます。石川県陶芸協会会員、伝統工芸士。受賞歴も多数。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-edzuke/312/

    【公式Webサイト】
    http://komatsu-kutani.jp/join/detail.php?id=17

  • ⑧谷口製土所 【九谷焼/粘土製造】見学可

    1915年(大正4年)、初代・谷口岩松が花坂陶石の採石場を開発。九谷焼の原料として県内外へと出荷し、それまでの農業に代わる町の産業へと押し上げました。1951年(昭和26年)に「谷口製土所」として創業。以来、花坂陶石を主原料とした九谷焼磁器土の製造を続けています。近年では、土の特徴と職人の高い技術を生かし、九谷焼ブランド「HANASAKA」もスタート。新しいスタイルの九谷焼を提案しています。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-nendo/313/

    【公式Webサイト】
    http://www.taniguchi-seido.com/

  • ⑨竹隆窯 【九谷焼/絵付】体験可

    富山県利賀村から移築しました、古い念仏寺を工房に構えています。内部の襖絵などは東大寺の故 清水公照さんによるもの。総欅造りの仏間や弁柄壁の床の間、江戸時代の小松城の茶室を移築した「竹隆庵」も併設しています。
    伝統的な色絵技法と金箔をいかした様々な九谷焼を製作。ユニクロ・リーガル・ガンダム・コムサなど様々な企業とコラボ作品を制作し、全国で個展も開催しています。展覧会受賞歴も多数。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-edzuke/314/

    【公式Webサイト】
    http://www.tikuryu.com/

  • ⑩佐野製陶所 【九谷焼/素地作り】見学可

    大正時代後半創業、1927年(昭和2年)から三代続く九谷焼置物の窯元です。初代・佐野与四松は京都と金沢の窯元で陶技を磨いたろくろの名人。二代・幸雄は沼田一雅に学んだ伝統工芸師。現在は三代・信一郎で、原型担当の弟・光雄は都賀田勇馬(彫刻家)に学んだ彫刻家です。制作の中心は招き猫やフクロウの縁起置物。自社制作の作品を中心に展示するギャラリー、ショップも併設しています。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-soji/315/

    【公式Webサイト】
    http://takamitsuya.webcrow.jp/

  • ⑪山中國盛 【九谷焼/絵付】見学可

    戦後すぐに開窯した、上絵を中心とする作品づくりを続ける工房です。工房は2階建てで、住居兼ギャラリーの1階では作品展示を、2階の工房では実際の制作風景が、それぞれお楽しみいただけます。現在は三代目の山中國盛が作品を制作。繊細な絵付け、特に小紋の緻密な筆致が見どころのひとつ。自然への造詣も深く、九谷の色絵で描いた花鳥風月の美しさを見ることができます。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-edzuke/316/

  • ⑫宇喜多窯 【九谷焼/素地作り・絵付】

    1995年(平成7年)に「宇喜多窯」として創業、活動25年目の窯元です。九谷焼の食器、美術工芸品などの素地づくりから絵付けまでを一貫して制作。得意とするのは花鳥風月や音楽に関する絵付けで、特にジャズパフォーマンスや楽器をモチーフにした作品を多数制作しています。また、工房にはギャラリーを併設しており、作品の展示・販売とあわせ喫茶スペースにてコーヒーやジュースなどもご用意しています。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-edzuke/317/

    【公式Webサイト】
    http://komatsu-kutani.jp/join/detail.php?id=21

  • ⑬徳田八十吉陶房 【九谷焼/絵付】見学・体験可

    九谷焼の名窯、德田家の三代であり人間国宝の德田八十吉の長女として生まれる。100色以上を自在に操る「耀彩(ようさい)」の技法を引き継ぎ、德田家の色をもとに独自の色彩表現を追求。歴代德田八十吉が独自研究と個性で独創的に高めてきた表現を深め続け、高い評価を確立する。2010年(平成22年)、三代目より「八十吉」を襲名。先代に授けられた技法を、さらに洗練した独自の表現として追及している。

    【詳細情報】
    https://gemba-project.jp/factory/kutani-soji-edzuke/418/

    【公式Webサイト】
    http://www.tokuda-yasokichi4th.jp/




【地域のおすすめ】

  • コンベンション施設 「こまつ芸術劇場うらら」

    小松の伝統芸能である「歌舞伎」や本格的な音楽コンサートも上演可能なホールを備えた「こまつ芸術劇場うらら」です。「うらら」は小松の方言では「わたしたち」を意味します。
    JR小松駅隣接という好立地、大小ホール、会議室、催事場を備えた施設です。

  • ユニークベニュー 料亭「長沖」

    おすすめのパーティー会場
    歌舞伎十八番「勧進帳」で有名な「安宅の関」にほど近く、海の香ただよう静かな場所に建つ料亭。創業は明治の終わり頃。浜茶屋から出発し、現在の建物では料理旅館を営み人気を博しました。現在は、海の幸を存分に味わえる料亭として知られています。

  • 地域のおすすめ1 「歌舞伎のまち・全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」

    小松市は「歌舞伎のまち」、能や歌舞伎で有名な勧進帳の舞台となった「安宅の関」があります。また、お旅まつりでの曳山子供歌舞伎や全国子供歌舞伎フェスティバルなど、市民の間でも歌舞伎が盛んに行なわれています。




INFORMATION

開催期間 2021年01月08日~2025年03月31日
お問い合わせ 石川県小松市若杉町 ア91番地
(九谷セラミック・ラボラトリー内)
TEL:0761-48-4235
E-mail:info@gemba-project.jp
所要時間 6時間程度
対象年齢 10歳~70歳
最少催行人数 5人
受入最大人数(募集人員) 10人
雨天時対応
事前予約
予約受付期限 7日前17:00まで
その他注意事項 7日前までに要予約(徳田八十吉陶房のみ、1ヶ月前までに要予約)

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