観光庁長官賞:産業遺産を活用した周遊施策「MEGURU PROJECT」の実施 / 横須賀市 (神奈川県横須賀市)

取組内容

 令和3年3月に、日本で唯一のレンガ造りドライドックである「浦賀レンガドック」が住友重機械工業株式会社から横須賀市へ寄附されたことを契機に、当該施設の観光活用について検討を開始。また、日本遺産構成文化財である「千代ケ崎砲台跡」についても、公開に向けて整備を進めていた。令和3年10月に両施設の公開が可能となったことから、交通事業者と連携しこれらを観光コンテンツ化し、市内周遊を促進する取組として「MEGURU PROJECT」を実施した。
 令和3年度の本プロジェクトの実施期間は、令和3年10月23日~令和4年1月23日の土日祝。産業遺産「浦賀レンガドック」及び「千代ケ崎砲台跡」のガイドツアーや、浦賀港でのクルーズ船運航を実施した。また、本プロジェクトでは、交通事業者と横須賀市が連携して事業を実施しており、二次交通の充実を目的に、バス事業者による横須賀の中心市街地と当該施設のある浦賀地域を結ぶリムジンバスの実証運行や、鉄道事業者による特別列車でのツアー造成や企画切符のデジタル化なども行った。
 横須賀市では、令和3年度から市内に点在する開国から近代につながる歴史、文化の見どころや自然豊かなスポットを「サテライト」と呼び、 それらを「ルート」でつなぐことで市内全体を大きな「ミュージアム」としてとらえた横須賀の新しい楽しみ方「よこすかルートミュージアム」を提案している。「MEGURU PROJECT」はこのルートミュージアムの促進施策であり、二次交通の充実や新たなコンテンツの造成により横須賀中心市街地から浦賀地域への周遊促進を図るものである。浦賀地域を新たな観光拠点として高付加価値化することにより、市内周遊の拠点となることで観光客の増加や滞在時間の延長、ひいては観光消費額の向上に資すると考えている。

評価のポイント

希少な価値のある産業遺産を活用し誘客力に優れた魅力的なコンテンツを造成していること、交通事業者など様々な事業者と協力し、連携を取りながら事業を実施していることなどが評価され、観光庁長官賞に選定された。

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①浦賀レンガドック

<浦賀レンガドック>

②浦賀レンガドックガイドツアー

<浦賀レンガドックガイドツアー>

③千代ケ崎砲台跡ガイドツアー

<千代ケ崎砲台跡ガイドツアー>

④ラッピングトレイン

<ラッピングトレイン>