DMOを担う人材研修プログラム

カリキュラム ー基礎編ー

❷ マーケティング
(ICT活用・DMO必須KPI・旅前/旅中/旅後マーケティング)

■プログラムの概要

【概要】

一般的なマーケティングの概念や手法を、どのように観光産業に当てはめ、活用するのかを学習する。

【履修科目】

1.観光マーケティングの基礎と観光マーケット
2.観光マーケットの捉え方
3.観光地域の分析と優位な立ち位置の具体的な見つけ方
4.市場の中でアプローチすべき「相手」
5.目標の設定と継続的な成長のために

■プログラムの狙い

観光地域の観光マーケティングを行う際、どのようなことを心得て活動を開始、実施すべきなのかを把握する。

■プログラムの目標

一般的なマーケティング理論の概要を理解するとともに、それをどうDMOの観光マーケティングに活用するのかを理解し、実際の活動にも具体的に活用できるようにする。

■プログラムスケジュール

時刻 種別 講義の概要 進め方
9:30 基礎編 ふりかえり(地方創生カレッジ「マーケティング」)の基本的知識のふりかえり 座学
10:15 実践編1 基礎編を深化させたプロモーション理論の学習
*科目・概要については下記参照
座学
11:45 実践編2 マーケティング理論の基礎を学びながら、自分の地域にどのように落とし込むことが出来るかを学習 座学
グループワーク
12:15 昼食休憩
13:00 実践編3 学習した理論を元に、実際に自身の地区のKPIを検討・設定する グループワーク
15:30 プレゼンテーション 各グループの発表、参加者によるコメント・評価を実施 グループワーク
16:30 講評
17:00 終了 アンケートを実施

■履修科目詳細
【科目1】観光マーケティングの基礎と観光マーケット

No 概要 トピックス
1-1 観光マーケティングとは ・観光マーケティングの概要とDMOが行うべきこと
1-2 旅行先を決定するまでの行動 ・旅前/旅中/旅後マーケティング
・旅行前、旅行中、旅行後の旅行者行動の流れ
1-3 数字で読む観光マーケットの今 ・日本人の国内旅行、外国人の訪日旅行(インバウンド)を数字で読む(渡航先(国内/海外)、同行者、宿泊日数など)
1-4 人の流れをデータで見る ・ICT活用
・地域経済分析システム「RESAS」とは
・「RESAS」でできること、分かること
1-5 観光地域が優位な立ち位置を考える「STP」分析とは ・自地域がどんな立ち位置にいると有効なのかを考えるマーケティング分析手段のひとつ「STP」とは

【科目2】観光マーケットの捉え方

No 概要 トピックス
2-1 地域を軸に観光マーケットを捉える ・地域を軸にした様々な捉え方
・地域を軸にした場合の戦略への活かし方事例(商圏の絞り込みなど)
2-2 人を軸に観光マーケットを捉える ・人を軸にした様々な捉え方
・人を軸にした場合の戦略への活かし方事例(年齢を絞ったキャンペーンなど)

【科目3】観光地域の分析と優位な立ち位置の具体的な見つけ方

No 概要 トピックス
3-1 観光地域を客観的に知る ・旅行先(デスティネーション)としての自身の観光地域の強み弱みを体系的に分析するのに役立つ「SWOT分析」とは
3-2 観光地域を取り巻く環境を知る ・自身の観光地域と旅行者、同じマーケットを狙う他地域の関係性を分析する「3C」とは
3-3 他地域と比較し戦略を練る ・自身の観光地域と他地域を比較し、最適な戦略を練るための分析「4P」とは
3-4 実際に戦略や方向性を決定する ・観光ブランディングの重要性

【科目4】市場の中でアプローチすべき「相手」

No 概要 トピックス
4-1 観光マーケットの登場人物 ・観光マーケットの中で意識すべき登場人物とは
4-2 A:旅行業界(BtoB) ・旅行業界へのアプローチ定義とその意義、事例紹介
・最近のトレンド(旅行業界を取り巻く関連業界、他業種)
4-3 B:潜在的旅行者(BtoC) ・潜在的な旅行者へのアプローチ定義とその意義、事例紹介
4-4 C:メディア ・メディアリレーションの定義とその意義、事例紹介

【科目5】目標の設定と継続的な成長のために

No 概要 トピックス
5-1 目標設定の考え方 ・プロセスKPIと実績KPIの違いと区別すべき理由
・KPIを考える際に注意すべき点
・DMO必須KPI
5-3 目標設定例 ・具体的なKPI設定例
5-2 継続的な成長のために大切なこと ・「PDCAサイクル」とは
・なぜPDCAサイクルを回すことが重要なのか

■プログラム策定にご協力頂いた有識者、講師の皆様

<講師プロフィール/スライド提供>
鶴本浩司(つるもと こうじ)
株式会社マーケティング・ボイス 代表取締役
外国政府機関(オーストラリア政府観光局)を経て、2002年、ツーリズム(観光・旅行)に特化したマーケティング会社「株式会社マーケティング・ボイス」を設立、代表取締役社長に就任し、現在に至る。その他、観光産業ニュース会社「トラベルボイス」の代表取締役社長や、ツーリズム専門のシンクタンク「JTB総合研究所」の客員主任研究員、テクノロジー企業「パイプドHD」(東証一部)の社外取締役も兼任。諮問委員も兼任。また連載コラム執筆やセミナー講演などでも活動中。著書に「観光のビジネスモデル」(共著)等。

❸財源確保(目的税先進事例)>>