DMOを担う人材研修プログラム

カリキュラム ー応用編ー

❹ マーケティング①(統計データの活用方法とKPIの設定)

■プログラムの概要

【概要】

観光振興を進めるうえで押さえておくべき統計や来訪者調査、KPIの設定に必要な知識を得るとともに、共通基準による観光客入込統計の手法を参考にワークを行い、手順を習得する。また、KPIの地域内共有や、関係者の理解促進の重要性を学ぶ。

【履修科目】

科目1.調査設計の考え方
科目2.観光分析プラットフォームの活用方法
科目3.DMO形成に必要な観光統計・地域における観光統計調査の流れ
科目4.観光統計の実践

■プログラムの狙い

データ力の高いDMOを目指して、地域の観光振興をデータを活かして進めるために、先端事例をふまえ、押さえておくべき統計や来訪者調査手法、KPIの設定に必要な知識を得るとともに、共通基準による観光客入込統計の手法を参考にモデル的にKPIを算出するワークを行い、手順を習得する。

■プログラムの目標

地域の観光振興をデータを活かして取り組める、データ力の高いDMO中核人材を育成する。

■研修プログラムスケジュール

時刻 種別 講義の概要 進め方
10:00 オリエンテーション 「オリエンテーション」
・研修の狙い、進め方の説明
10:05 基礎編1 「調査設計の考え方」
地域の観光マーケティングやKPI評価に役立つ調査設計について、実例をもとに解説する。
座学
11:00 基礎編2 「観光分析プラットフォームの活用方法」
ビッグデータを簡便に分析できるRESASや観光予報プラットフォームの使い方や,それらから分かりうることについて、PCワークとディスカッションを通じて理解する。
PCワーク/ディスカッション
12:30 昼食休憩
13:30 実践編1 「DMOに必要な観光統計」
「地域における観光統計調査の流れ」
座学
14:00 実践編2 「観光統計の実践①(入力フォーム・データ入力)」
アンケート調査入力フォームを作成し、実際にデータを入力する
PCワーク
14:45 休憩
15:00 実践編2(続き) 「観光統計の実践②(ピポットテーブルによる集計・KPIの設定)」
入力したデータを元に、KPIを設定する作業を行う
PCワーク
16:00 終了 ・アンケート記入

■履修科目詳細
はじめに

No 概要 トピックス
0 はじめに~観光の分析とデータ ・観光を分析する統計やデータの特徴についての基礎

【科目1】調査設計の考え方

No 概要 トピックス
1-1 調査票への回答経験  ・旅行・観光消費動向調査への回答を経験する
1-2 マーケティング・KPI評価の基本的考え方 ・観光で大事なマーケティング概念・手法
・KPIの概念と階層構造
1-3 マーケティング・KPI評価の観点から見た調査設計の考え方 ・必須KPIの測定方法
・マーケティングにつながるKPI評価

【科目2】観光分析プラットフォームの活用方法

No 概要 トピックス
2-1 RESASの実践 ・RESASの特徴と基本機能
・RESASを使った演習
2-2 観光予報プラットフォームの実践 ・観光予報プラットフォームの特徴と基本機能
・観光予報プラットフォームを使った演習
2-3 ディスカッション ・観光分析プラットフォーム活用の現状と課題。

【科目3】DMO形成に必要な観光統計・地域における観光統計調査の流れ

No 概要 トピックス
3-1 来訪者調査及び観光入込客数統計の手法 来訪者調査及び観光入込客数統計の具体的な手法について学ぶ
3-2 調査票の作成及び調査の実施 KPIを設定するために、どのような設問が必要か、また、観光関連の調査項目をどのように設定すべきかについて学び、作成した調査票を基にどのように調査を実施すべきかについて学ぶ(紙媒体による調査や電子媒体による調査)
3-3 データの入力 旅行者から得られた回答をどのように入力すべきかについて学ぶ
3-4 集計及び分析 入力データをどのように集計するか、また、どのように読み解くかについて学ぶ

【科目4】観光統計の実践

No 概要 トピックス
4-1 データ入力フォームの作成及びデータ入力 旅行者調査結果を入力するための入力フォームを作成し、実際にデータを入力する
4-2 データの集計 入力したデータを実際に集計してみる
4-3 KPIの設定 入力したデータを基にKPI関連の項目の集計を行い、KPIを設定してみる

■プログラム策定にご協力頂いた有識者、講師の皆様

<講師プロフィール/スライド提供>
清水 哲夫(しみず てつお)
首都大学東京大学院都市環境科学研究科観光科学域教授
公益社団法人日本観光振興協会総合研究所所長
博士(工学).東京工業大学工学部助手,東京大学大学院工学系研究科助手,同准教授を経て,2011年より首都大学東京教授に就任.2017年より日本観光振興協会総合調査研究所所長を兼務.研究分野は交通学および観光政策・計画学で,特にIntelligent Transport System,交通需要推計手法,インバウンド観光振興,観光統計,観光・交通ビッグデータを主要な研究課題としている.2010年に「観光統計を活用した実証分析に関する論文表彰」で観光庁長官賞を受賞.国土審議会計画部会自立地域社会専門委員会委員をはじめ,官公庁や自治体の多数の専門委員会で委員等を務める.

全 相鎭
日本観光振興協会 総合調査研究所 研究員
2007年 社団法人日本観光協会 入協
入協後は(現)総合調査研究所に配属され、地域における観光関連の各種調査の実施・分析、観光計画の作成等に携わってきている。

❺マーケティング②(WEBマーケティング・プロモーションの基本と実践)>>