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2017.7.6
『DMOと企業の事業連携創出ミーティング』開催報告
平成29年6月9日(金)、日本財団基金事業「DMOと企業の事業連携創出ミーティング」を開催いたしました。
日本版DMO候補法人に関しては、平成29年5月末時点で145団体が観光庁に登録され、全国各地でDMOの形成に向けた取り組みが進められているところです。しかし、マーケティング等に関する専門人材の不足や財源不足等、様々な課題が浮き彫りになっていることも事実です。
当協会ではこうした課題の解決ツールとして、「DMOネット※」を平成29年3月31日にリリースいたしました。この「DMOネット」は日本版DMO候補法人が実施する観光地域のマーケティング・マネジメントに対して、業務の効率化や様々な課題の解決を支援するツール・仕組みを提供するサービスです。インターネットを介して、データの収集・分析等や、外部の専門事業者・専門人材についての情報取得やマッチング、DMO同士の情報交流などを実現しています。
●DMOネット:https://www.dmo-net.jp/
※本事業は、平成28年度観光庁事業「地域が稼ぐためのクラウド等を活用した知的観光基盤整備事業」の一環で整備したものです。
本イベントは、この「DMOネット」に登録済みで、DMOにとって関心が高いと思われる知見・ノウハウを持つ企業に参加して頂き、DMOと企業の交流の場を創出し、事業連携を促進することで、課題の解決や効果的な事業運営を図る機会として開催をいたしました。
本イベントでは、まず会場を「プレゼンテーションエリア」と「ミーティングエリア」の二つに分け、「プレゼンテーションエリア」では各企業15分を持ち時間として、自身の提供できるサービスをプレゼンテーションしていただきました。また、「ミーティングエリア」では各企業の担当者が待機する相談デスクを設置し、参加しているDMOの担当者が自由に訪問し、相談を行っていただく場としました。
当日は、プレゼンテーションエリア7社、ミーティングエリア14社、資料配付6社が参加し、DMO・地域・会員の参加者を含め延べ200名近くのお客様がご来場されました。
●参加企業(順不同)
プレゼンテーションエリア(全7社)
・トリップアドバイザー株式会社
https://www.tripadvisor.jp/
・エクスペディアホールディングス株式会社※
https://www.expedia.co.jp/
・鉄道情報システム株式会社※
http://www.jrs.co.jp/
・株式会社ナビタイムジャパン※
http://corporate.navitime.co.jp/
・株式会社ビーボーン※
http://beborn.jp/
・株式会社 Fun Japan Communications※
https://fj-com.co.jp/
・株式会社ビズリーチ※
http://www.bizreach.co.jp/
※印の企業は相談デスクも設置
ミーティングエリア(全14社)
・株式会社インテージテクノスフィア
https://www.intage-technosphere.co.jp/
・一般社団法人日本自動車連盟
http://jafnavi.jp/
・東京海上日動火災保険株式会社
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/
・株式会社日本旅行
http://www.nta.co.jp/
・株式会社デンソー
https://www.denso.com/jp/ja/
・株式会社ゼンリン
http://www.zenrin.co.jp/
・株式会社サーベイリサーチセンター
http://www.surece.co.jp/
・株式会社トレンドExpress
http://www.trendexpress.jp/
資料配付(全6社)
・日本航空株式会社
http://www.jal.com/ja/
・株式会社ぐるなび
https://corporate.gnavi.co.jp/
・アソビュー株式会社
https://www.asoview.co.jp/
・和テンション株式会社
http://company.wattention.com/
・株式会社ウイ・キャン
http://www.we-can.co.jp/
・インクリメントP株式会社
http://www.incrementp.co.jp/
●当日配布資料
本イベント開催後、実際にDMO側と個別の相談を行っている企業もあり、当初の目的である「事業連携の促進」ということに関してはある一定の成果が得られたのではないかと思われます。
しかし、当日の進行や開催方法等について改善すべき点も散見されます。今回はイベント開催後に参加されたDMO団体にアンケート調査を行い、さらに参加企業からもヒアリングを行っており、その結果をふまえさらに効果的なイベントへとブラッシュアップしていければと考えております。