トップページNEWS一覧>記事

 

 NEWS

2022.2.14

【D-NEXT】地域の合意形成を支援
「Destination-NEXTを活用した観光地域診断」
②麒麟のまちDMOモデル事業がスタート

1. 麒麟のまち観光局、日本観光振興協会による二者打合せ  
 公益社団法人日本観光振興協会は「Destination NEXT」(以下、「D-NEXT」といいます)を活用した支援事業のモデル地域決定を受けて、事業内容や今後の進め方及び「D-NEXT」を活用して実行したい地域の施策を確認すべく、一般社団法人麒麟のまち観光局(以下、「麒麟のまちDMO」と記します)を7月15日(木)に訪問致しました。まずは当協会から、D-NEXT実施の目的、全体スケジュール(新潟DMOのページを参照)や実施方法について説明して、当該事業実施イメージを共有しました。
 そもそも麒麟のまちDMOがD-NEXTを活用して実施したいことは、現在策定している観光販売戦略の方向性を確認し、行政・観光協会・各事業者等の意識のズレを把握したうえで、DMOがマネジメントすることで地域の合意形成を促し、観光販売戦略に沿った圏域観光消費の拡大に向けて意識の統一化を図りたいとのことでした。
 D-NEXTでは、元々、地域の議会、行政、DMO職員や宿泊、飲食、お土産、観光施設、交通といった幅広い事業者に対し、自分たちの観光地域についての意識を調査する設計となっていますが、それに加えて、農業、水産業といった事業者に対しても、地域の観光に対する意識をアンケート調査したいという要望がありました。また、麒麟のまちDMOは地域全体の一体感を出すために地域全体で、調査を行って分析を行うことを希望されました。

 アンケート調査票については、大きな変更を加える予定はないが、一部追加の質問を入れたいと希望がありました。調査手法については今回のアンケート調査趣旨を確実に理解していただきたいので、基本的には調査対象者には調査会場に来てもらい、回答する手法で考えているとのことでした。

 今回の打ち合わせで、D-NEXT実施の意義や事業実施の流れや内容の大枠は把握して頂けたので、今後は麒麟のまちDMO自ら、アンケート調査の内容を精査し、地域の状況に沿って修正することとなっております。また、麒麟のまちDMO、カナダのNEXT FACTOR(以下、「NF社」といいます)社、日観振の三者打合せに向けて、議題を整理していくこととなりました。

2. 麒麟のまちDMO、NEXT FACTOR社、日本観光振興協会による三者打合せ
 8月5日(木)当協会によるアレンジのもと、麒麟のまちDMO、NF社によるD-NEXT事業実施にあたっての三者打合せ(Zoomによるミーティング)が行われました。初顔合わせということもあり、麒麟のまちDMO、D-NEXT開発事業者であるNF社から自己紹介がありました。
 まずは麒麟のまちDMOから1市6町(鳥取県-鳥取市、岩美町、智頭町、若桜町、八頭町、兵庫県-新温泉町、香美町)の管轄地域の観光の特徴やD-NEXT実施の意義について、お話がありました。地域については大きく、海側、鳥取市内、山側に分かれているが、全体で一つの分析を希望する旨、改めて述べられました。D-NEXTの診断結果を活用することで、観光関係者の意識のズレを解消し、各団体(行政、観光協会、DMO、事業者)の役割分担を整理し圏域の合意形成をはかりたいとのことでした。麒麟のまちDMOから、各市町村・関係者へのアンケート調査への協力要請に時間をかけて行いたいとの要望があり、スケジュール調整の結果、12月にワークショップ1を行うこととなりました。
麒麟のまちDMOは引き続き、アンケート内容を検討し、内容によってはNF社に質問、相談などを行うということで打合せを終了いたしました。