2017年9月22日(金)、「ツーリズムEXPOジャパン2017」において、「2017年度産学連携ツーリズムセミナー」(主催者代表:公益社団法人日本観光振興協会 山口範雄会長)が開催されました。大学生・専門学校生から観光振興についてアイデアや企画を募り、応募があった27組から事前審査で選ばれた8組の大学が、それぞれの内容についてプレゼンテーションを行いました。
その中から最優秀賞は、大阪府・摂南大学「キャッシュレスで『観光』と『地域』を元気にする 〜観光マーケティング重視から『観光ファイナンス』へ〜」、優秀賞に山口県・山口県立大学「巡礼の味を探して 〜『写し四国』の食風景魅力化プロジェクト〜」が受賞いたしました。表彰式では観光庁の鈴木貴典観光産業課長と日本観光振興協会の久保田穣副理事長から表彰状が授与され、審査に携わった首都大学東京の清水哲夫教授から、総評のコメントが述べられました。
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<本件に関するお問い合わせ先>
公益社団法人 日本観光振興協会 産学連携ツーリズムセミナー事務局
担当:浅井、塚脇、王 E-mail:sangaku-tokyo@nihon-kankou.or.jp
エントリー校8校の論文はこちら
登壇していただいたチームの皆様はどれも素晴らしい発表でした。最前席で聞いていてビンビンとエネルギーを感じるような発表も多々ありました。最終的に受賞された2チームもまたとても素晴らしい内容、心から祝意を表したいと思います。
政策的な話や、システムの話、しっかりとしたコンセプトに基づいたシャープなコース提案など、さまざまなテーマがありました。そしてそれぞれに、今の時代を的確に捉え、先端的なアイデアや技術・社会的課題などについて正面から取り組んでいく提案が多かったと感じています。
「学生の提案」は、一言で言うと”学生らしく”ということに尽きます。
というのも、社会に出るといくらでも「現実」を見てしまう。だからせめて学生のうちはもう少しシャープなアイデア=「私たちはこうしたい!」というのをベースに考えて頂くのが一番良いと思うのです。そういった意味で、仮設が大胆である・シャープである・チャレンジ性が高い、といった点がこういった学生が発表をする際の評価のポイントになるのではないか、という気がしています。
こういった発表や大学の卒業論文の発表などを見ていて思うことは、“テーマ愛を持っている者が勝つ”ということ。テーマ愛、つまりそのテーマをどれほど愛しているか、これが最終的には高評価につながります。今回の8チームには是非、心底自分たちのテーマに愛を感じているか、ということを内省して欲しいと思います。
2017年度産学連携ツーリズムセミナー
9月22日(金) 東京ビッグサイト会議棟607・608 14:00~17:00
主催:公益社団法人 日本観光振興協会
共催:日本学生観光連盟