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そば(埼玉県)


埼玉県西部の秩父地方は、古くからそば処として知られてきました。

“霧下そば”という言葉があるように、そばの名産地は霧の発生しやすい土地が多いようです。秩父地方は周囲をぐるりと山地に囲まれ、東西を荒川が貫いて流れています。盆地特有の寒暖の激しい気候と、川の影響で霧が発生しやすく、昔からよいソバの実が採れました。

秩父地方の中でも、特にそば処として知られるのが、市街から西へ6〜7km奥まった荒川地区(旧荒川村)です。標高300mの澄んだ空気と水に恵まれ、この地で収穫されるソバは特に良質として、多くのそば通に愛されてきました。

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秩父市荒川地区ではおいしい
手打ちそばが味わえます


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可憐なソバの花。こんな形をしているんですね

そばの旬といえば、新そばが出回る晩秋から初冬ですが、荒川地区では年2回、ソバの栽培を行っています。

「本来、春ソバは収穫しないものなのですが、ぜひ多くの方においしいそばと、そして可憐なソバの花も楽しんでいただきたいと思い、春ソバを栽培しています」と、地元の観光協会の方。

荒川地区では、5月下旬〜6月上旬と9月下旬〜10月上旬の年2回、地区のあちこちで美しいソバの花畑が見られます。

特に圧巻は「ちちぶ花見の里」。住民の方々が町おこしの思いもあって作ったソバの花畑は、この時期、一面の白い花が広がります。


荒川のソバの花畑は、鉄道ファンやカメラ愛好家にも人気です。

秩父地方を走る秩父鉄道では、3月中旬から12月上旬にSLを運行しますが、ソバの花の中を走るSLは絶好の被写体。年2回の花のシーズンはカメラ片手に訪れる人も多く見かけます。秩父のシンボルである武甲山とソバの花も人気の風景です。

花だけではなく、もちろんそば自体も秩父の自慢。秩父地方一帯には50〜60軒のそば屋があり、それぞれに自慢のそばを提供しています。秩父のそばは、ソバの実の甘皮を引き込んだ粉を使うことが多く、味と香りが濃いのが特徴です。手打ちの店も多いので、地元での人気店を探してぜひ訪ねてみましょう。

荒川では、そば打ち体験も実施しています。

写真
武甲山をバックに広がる「花見の里」のソバ畑
カメラに収めたくなる景色です


観光に関する問い合わせ先
■(社)秩父観光協会 TEL:0494・21・2277
■(社)秩父観光協会荒川支部 TEL:0494・54・1059

●(社)秩父観光協会からのコメント

ソバの花が咲く6月は、市内高台にある「秩父ミューズパーク」でも、あじさいロードのアジサイと、ニッコウキスゲに似た可憐なヘメロカリスが花の時期を迎えます。園内には秩父市街を一望する展望台や日帰り温泉施設があります。

秩父ミューズパークスポーツの森コテージ TEL:0494・22・8111

長瀞ライン下り案内所 TEL:0494・66・0950


写真提供:(社)秩父観光協会荒川支部

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