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なにわの伝統野菜(大阪府)


地産地消や食の安全が求められる時代だからでしょうか、“ご当地野菜”の人気が高まっているそうです。京都の「京野菜」、奈良の「大和野菜」、石川の「加賀野菜」などが有名ですが、沖縄の「島野菜」や長野の「信州野菜」も注目を浴びてきました。

長年、地域で作られてきたご当地野菜は、その土地の気候風土に適した特色を備えています。

水はけの良い砂質土壌で作られる京都の九条ネギや、霜によって甘みを増す信州の松本一本ネギなどは、土壌や気候によって品質が良くなる一例。また、沖縄の島野菜には、ビタミンCたっぷりのゴーヤをはじめ、暑さを乗り切るのに適した食材が多くあります。

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なにわの伝統野菜の ひとつ
「鳥飼茄子」は夏が旬


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「毛馬胡瓜」は少し固めでキュ
ウリらしい味がするそうです

大阪にも、昔から伝統的に作られてきた野菜があります。

5〜6世紀、河内平野はまだ淡水と海水が混じる湖でした。その後、川が運んだ土砂が堆積し、野菜作りに適した水はけのいい砂質土壌を作っていきました。

「天下の台所」といわれた江戸時代には、伝統野菜が豊かな食文化を支える一端を担っていたのです。天保7年(1836)の「新改正摂津国名所奮跡細見大絵図」には、ダイコンは宮ノ前、天満、天王寺、田辺、椋橋、カブラは天王寺、スイカは市岡、ニンジンは難波、木津など、野菜の産地が列挙されているそうです。

大阪府では、「なにわの伝統野菜」を復活して守る取り組みを進めています。


「なにわの伝統野菜」として認証されているのは、おおむね100年前から大阪府内で栽培されてきた野菜であることなど、3つの基準をクリアした17品種です。大阪しろな、天王寺蕪(てんのうじかぶら)、田辺大根、高山牛蒡、守口大根などがあり、全体的に味がしっかりしているのが特徴だとか。

5月〜8月の間に収穫期を迎えるのは、歯切れが良くて味が濃い「毛馬胡瓜(けまきゅうり)」、大阪最初の石橋である黒門橋近くで作られていた「玉造黒門越瓜(たまつくりくろもんしろうり)」、そのほか「勝間南瓜(こつまなんきん)」、「服部越瓜(はっとりしろうり)」、「鳥飼茄子(とりかいなす)」、「泉州黄玉葱(せんしゅうきたまねぎ)」、「碓井豌豆(うすいえんどう)」です。

黒門市場で売られていたり、伝統野菜を使ったメニューを出すレストランもあるので、ぜひ現地で味わってみましょう。

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天王寺七坂のひとつ「口縄坂」。
大阪には歴史を伝える町並みも数多く残っています


大阪の観光に関する問い合わせ先
■(財)大阪観光コンベンション協会 TEL:06・6282・5900

●大阪府からのコメント

3月19日に新しいアトラクションがオープンした「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」をはじめ、大阪には多くの見どころがあります。

淀屋橋港から大阪水上バスに乗って大阪城へ向かう「水都大阪コース」、静かな寺町で情緒あふれる坂道をたどる「天王寺七坂踏破コース」など、目的別にモデルコースもご用意していますので、ぜひ参考にしてください。歴史ファンには、古代の歴史を訪ねる「上町台地で古代の旅コース」、徳川家康と冬・夏2回の「大坂の陣」で対決し、獅子奮迅の戦いを見せながら壮絶な最後を遂げた真田幸村の活躍を紹介する音声ガイド付き「真田幸村と大阪の陣コース」もあります。詳しくは大阪観光コンベンション協会ホームページをご覧ください。http://www.osaka-info.jp/jp/


写真提供:黒門市場(有)やすい、(財)大阪観光コンベンション協会


風土47


 編集協力:アンテナショップ・ポータルサイト 風土47/トラベルライター 中元千恵子
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