優秀観光地づくり賞 金賞国土交通大臣賞  (社)宇治市観光協会(京都府)

宇治旅物語

宇治市は、世界遺産の平等院・宇治上神社をはじめとする歴史的建造物、文化遺産、自然景観に恵まれた地域で、源氏物語の最終章の十帖の舞台ともされ、宇治川周辺の石碑や祠堂は、「源氏物語宇治十帖の古跡巡り」として親しまれてきた。


平成2年より、紫式部文学賞・紫式部市民文化賞の制定、宇治十帖スタンプラリーの開催、源氏物語散策道の整備や案内道標看板、宇治十帖モニュメントの設置など「源氏物語のまちづくり」を進め、平成8年には「宇治観光ボランティアガイド」による源氏物語専門ガイドを開始、ソフト面の充実も図っている。宇治観光ボランティアガイドは、現在約70名の登録があり、源氏物語専門ガイドの他、一般、外国語と全3つの専門ガイドを設け、観光客の様々なニーズに対応可能である。平成18年からは京都文教大学生と連携した修学旅行生向けの学生ガイド「まな旅」も行っており、旅行代理店を通じて年間約500人の受入実績があり、好評を得ている。



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また、宇治を代表する宇治茶については、「市営茶室対鳳庵」1客500円で本格的なお点前を体験することが出来、外国人観光客に人気で、平成20年度には5,970人(アジア2,837人、欧米3,133人)の入席者を数えた。ここで提供されるお茶・お菓子は宇治産で茶碗に関しても殆ど宇治産という「地産地消のお茶席」である。その他、老舗茶問屋や観光土産品店でも宇治茶をつかったスイーツによる展開で、若者や女性が気軽に立ち寄れる憩いの場となっているなど、茶文化の普及・発展を目指している。


その他、商店街の活性化に向け、各店舗が協力して独自にマップの作成、スタンプラリーを開催し、「源氏物語のまち宇治」のイメージを盛り上げている。

上記のような取り組みで、平成14年から10年後に年間400万人の観光客を500万人にという目標を大きく上回り、平成20年に達成した。

今後は、重要文化的景観として選定された「宇治の文化的景観」の保全・活用、茶文化のさらなる発展、外国人観光客誘致を推進していく計画である。


マークアイコン 受賞理由
受 賞 団 体 評 価 ポ イ ン ト
【優秀観光地づくり賞
金賞 国土交通大臣賞】
(社)宇治市観光協会(京都府)

世界遺産の平等院や宇治上神社、宇治茶といった魅力的な観光資源をもつ宇治市は、平成2年より「源氏物語」をテーマにまちづくりを進めた。散策道の整備、案内道標看板の設置などハード面の整備だけでなく、源氏物語専門ガイドを開始するなどソフト面の充実にも取り組んでいる。取り組みの1つ、宇治十帖の古跡や名所を巡る「宇治十帖スタンプラリー」では通算25万6千人の参加者を数えた。その他、京都文教大学生と連携した、修学旅行生向けの学生ガイド「まな旅」など、既存の資源に満足することなく、様々な取り組みを行うことで、平成14年から10年後に年間400万人の観光客を500万人にという目標を大きく上回り、平成20年に達成したことなどが評価された。また、今後も、歴史・文化・景観を保全・活用する計画がなされており、さらなる発展が期待できる。

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