岳バーデンマルクト「健康保養温泉地づくり」事業

場所
福島県岳温泉
運営主体
岳バーデンマルクト事業推進実行委員会
※実行委員会内に二本松市や福島大学などが企画調整協議会を設け、その実行部会をインフラ開発推進、プログラム開発、リゾート達人育成、内外連携促進、商品企画の5部体制として、事業を推進。
テーマと目的
『歩く+温泉+食=健康』
  • 「歩くだけ(岳)で健康」をキャッチフレーズとして、食、温、歩の融合をめざし日本型健康保養温泉地づくりをめざす。
概要
ヘルスツーリズムのプログラム
  • 変化に富んだ地形を活用し33のウォーキングコースを設定(既存&新設)している。
  • 岳温泉観光協会にはウォーキングトレーナーが常駐し心拍計をレンタルし指導に当る。ウォーキング時の心拍データがコンピューター管理されウォーカー本人にフィードバックされ健康管理と顧客管理を同時に行なう。
  • 2006年からはノルディックウォーキングの導入を図り、ノルディックポールのレンタルも開始した。
ヘルスツーリズムのプログラム詳細はこちらから
こんな方にお勧め
ターゲットは都会でストレス過剰のキャリアウーマンや運動不足の団塊世代。
最近では、ウォーキング愛好者が増加しファミリーや働き盛りの男性の参加者も増えている。

その他
JTBやJRなどのツアーにも組み込まれており、早朝散歩は気軽な仕組みとして2003年から始まっている。
パワーウォーキングとノルディックウォーキングは有料で2006年秋から組み込まれた。

岳バーデンマルクト「健康保養温泉地づくり」事業

▲パワーウォーキング講習会

岳バーデンマルクト「健康保養温泉地づくり」事業

▲心拍計を装着するウォーカー

岳バーデンマルクト「健康保養温泉地づくり」事業

▲旅行パンフレット

地域データ

岳温泉を有する二本松市は、福島県の北部、福島市と郡山市の間に位置し、交通網として東北自動車道IC、JR東北本線の駅が整備されている。2005年には二本松市、安達郡安達町、岩代町、東和町が合併し、新「二本松市」が発足した。主な観光資源には伝統的な二本松菊人形、安達太良山、日本三大提灯まつりのひとつである二本松のちょうちんまつり、安達が原ふるさと村などがある。

  • 岳温泉は市の中心街から10kmほど離れた標高500m〜600mの高原にある。岳温泉は安達太良山中の源泉から8km、標高差950mの引き湯の温泉地で、全旅館が1本の引き湯管でつながっていることが特徴である。時代に合わせた観光振興策を模索し、スキー場開設(昭和4年)、ニコニコ共和国独立宣言(昭和57年)等、町ぐるみで仕掛けてきたが、バブル崩壊後の1997年冬からは宿泊客が急激に減少し(特に法人客、団体客)、その後も漸減傾向である。伝統的な二本松菊人形、安達が原ふるさと村などの従来型の観光施設が規模の縮小などに追い込まれ地域の集客力も低下している。
  • 昭和28年に策定された構想はドイツ型保養温泉地構想に近い。国民保養温泉地指定時(昭和30年)には大通りに人工河川と街路樹並木が整備された。平成7年には「公園の中にある温泉地」というテーマで二本松市によるニコニコリゾート整備事業が完成し、保養温泉地構想に少し近づいた感がある。
  • また、旅館組合ではゴミ処理を共同で行っており、生ゴミの有機肥料化に取り組み、有機野菜生産農家と組んだリサイクル循環モデルは全国の先進事例として注目されている。数年前のアンケート調査では自然環境項目では90ポイントの評価を得て全国トップの評価を得ている。
無断転載を禁止します。 (c)JAPAN TRAVEL AND TOURISM ASSOCIATION