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着地型旅行商品紹介 じもたび紀行

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〜着地型旅行商品とは、地域の特性を活かした地域ならではの魅力満載ツアーです〜


★「丸の内ウォークガイド・浪漫薫る街の散策」コースを1組2名様にプレゼント!


 東京都千代田区「丸の内ウォークガイド・浪漫薫る街の散策」コース


東京駅と皇居の間に広がる丸の内エリアは、日本経済の中枢として発展してきました。高度成長期にはオフィスビルが立ち並び、コンクリート一色の街でしたが、今はブティックやレストランが入った商業ビルが増え、ショッピングやグルメを楽しむ人も多く訪れるようになりました。

昨年春には三菱一号館美術館もオープン。アートや緑の魅力も加わり、まさに“都会のオアシス”へと変貌を遂げました。

このエリアでは、ガイドさんと一緒に回る“ウォークガイド”が開催されています。火曜日のコースに申し込み、時代の最先端を行く街を歩いてみました。

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三菱一号館美術館も丸の内の人気スポットです


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リーフデ号の前で解説するガイドの鈴木恒久さん

ツアーの集合場所である三菱ビルの1階に行くと、この日のガイドの鈴木恒久さんとスタッフの方が待っていました。

参加者の女性4人がそろい、14時に出発です。歩きながら、さっそく鈴木さんが丸の内の歩みを解説してくれます。

丸の内の歴史は、約400年前、江戸幕府が湿地帯を埋め立てたことに始まります。江戸時代はこの辺りは大名屋敷が立ち並んでいました」。

その後、明治維新以降は陸軍の練兵場などに使用されていましたが、明治23年(1890)に政府の意向を受けた三菱の二代目社長岩崎弥之助が一帯を購入。以後、日本最先端のビジネス街として発展したそうです。

出発してすぐに丸ビルの横にある彫刻の前に着きました。ガイドさんがいなければ見過ごしてしまいそうな場所です。



「これは、1600年に豊後(現在の大分県)に漂着したオランダ船“リーフデ号”の像です。乗組員だったヤン・ヨーステンは将軍徳川家康の信任を受け、この辺りに住んでいました」。“八重洲”の地名はヤン・ヨーステンの日本名“耶揚子(やようす)”からきているそうです。

鈴木さんが、持っていた資料の中から江戸の古地図を示して説明してくれます。古地図が現在の地形に重なり、400年前の歴史がぐっと身近になりました。

通路の両側がギャラリーになっている行幸(ぎょうこう)通りの地下を通り、新丸ビルへ入ります。こげ茶色を基調にしたシックな内装と控えめな照明で、まるで老舗ホテルのような雰囲気。ショップやカフェ、レストランが入っています。

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新丸ビルはホテルのようなクラシカルな内装です


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日本工業倶楽部会館の入り口上部にある彫刻

7階のテラスに出ると、視界が開けて歓声が上がりました。東京駅の向こう側、八重洲や八丁堀の方まで見えます。

「現在工事中の東京駅丸の内駅舎が完成したら、ここが一番のビュースポットになりますね。2012年に完成予定です」と鈴木さん。海風を取り込んで都市の温暖化を避けるため、東京駅はずっと低層が保たれる予定だとか。利便性より環境保護。エコの部分でも丸の内には最先端の考えが導入されています。

新丸ビルの横には、国の登録有形文化財である日本工業倶楽部会館があります。大正9年に実業家の社交の場として建設されて以来、昭和初期の大恐慌や高度成長など経済界の歴史とともに歩んできた建物です。平成15年に建て替えられましたが、会館の一部に往時の面影をとどめています。

「入り口の上の彫刻が見えますか? 男性がハンマー、女性が糸車を持ち、建設当時の二大工業であった石炭と紡績を表しています」そう言われ、みんなで目を凝らしました。



西へ歩いて日比谷通りを渡ると、皇居の緑が近づいて和田倉門跡へ出ます。江戸城内郭門の一つ、和田倉門があったところ。かつては城内への人や荷車が出入りしていました。

再び日比谷通りを渡り、丸ビルへ。このビルは、丸の内の歴史を変えてきたビルと言っても過言ではありません。

丸の内を購入した岩崎弥之助は、明治27年、馬場先通りに面して、丸の内最初の近代オフィスビルである赤レンガ造りの「三菱一号館」を建設します。それ以後も付近に3階建ての赤レンガ造りの建物が建設され、それが一丁(約100m)も続いて、ヨーロッパの街並みのようになりました。この通りは、当時“一丁ロンドン”と呼ばれたそうです。

やがて、大正12年に丸ビルの前身である丸の内ビルヂングが竣工。高層の、しかも商店街をもった画期的なビルでした。実用性重視のアメリカ風のビルが増え、人はしだいに丸ビル付近を“一丁ニューヨーク”と呼ぶようになったそうです。

「現在の丸の内の姿も、平成14年に丸ビルが新装された影響は大きいですね」と鈴木さん。日本初出店の店などもあって、当時、メディアをにぎわせていたのは記憶に新しいところです。

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東京駅正面に立つ丸ビル(左)と新丸ビル(右)


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英国風の一号館広場。“一丁ロンドン”と呼ばれたころを思わせます

丸ビルには、7つのアート作品が飾られています。その1つ“Mの記憶”は、前身のビルの基礎杭が使われています。

「全然腐っていないのね」と、参加者からも驚きの声が上がっていました。

街路樹が続く丸の内仲通りへ出て、南へ歩きます。通りには彫刻の森美術館から運ばれたというアート作品が点在。ブティックのウインドウも続いて華やかです。

しばらくして、レンガ造りの建物とバラが美しい一号館広場に到着。たくさんの人が憩っていました。

広場に面したこの建物が、先ほどからお話ししている三菱一号館です。明治27年に建設された建物を忠実に復元して、2009年4月に竣工。現在、内部は三菱一号館美術館、カフェ、歴史資料室になっています」。温かみのある重厚な建物。外壁に使われた230万個もの赤レンガは、当時の焼き方が行える中国で制作したそうです。

ここからすぐの明治生命館は国の重要文化財です。大理石の内部は圧倒される美しさ。無料で誰でも休憩できるスペースになっていました。丸の内には、このような休憩場所がたくさんあるのも、今回のツアーの大きな発見でした。

ここで少し休んで解散。丸の内の新旧の顔を知ることができた充実の2時間でした。



  =丸の内耳より情報=

後日、三菱一号館にも行ってみました。間取りや内装まで可能な限り忠実に再現したという内部は、高い天井やアカマツの床材など、明治期の趣が漂います。階段の手すりの一部には、明治時代からの保存部材も使われているのだとか。まるで映画のセットの中に迷い込んだような気分です。

館内には、年3〜4回の企画展を行う三菱一号館美術館があります。2月6日まで「レンバッハハウス美術館所蔵〜カンディンスキーと青騎士 」展を実施。2月7日〜28日は展示替えのために全館休館し、3月1日〜5月8日は「マリー=アントワネットの画家ヴィジェ・ルブラン〜華麗なる宮廷を描いた女性画家たち〜」展を開催します。

館内にはほかに、丸の内の変遷を映像で分かりやすく解説する歴史資料室、週替わりランチプレート(1500円)が人気のCafé 1894なども併設していますので、丸の内ウォークガイドへ参加される前に行かれてみてはいかがでしょう。



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Café 1894の週替わりランチ。野菜たっぷりでおいしかったです

●NPO法人大丸有エリアマネジメント協会 田中ひかりさん、井上幸子さんのコメント

近年、丸の内を訪れる方が多くなりました。その方たちに丸の内のあまり知られていない魅力をご紹介したいと思い、「丸の内ウォークガイド」を企画しています。

丸の内は、オフィス街でありながら、江戸時代からの歴史が息づき、アート作品があふれ、ショッピングやグルメも楽しめる多面的な街です。その魅力に触れ、「また訪れたい」という声をたくさんいただきます。

歩いてじっくり回り、400年の時の流れを感じていただきたいと思います。

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風土47


 編集協力:アンテナショップ・ポータルサイト 風土47/トラベルライター 中元千恵子

ツアーに関する情報
●ツアーの開催要項
・実施日時 平日の火・木・金曜(祝祭日、年末年始は除く)
火曜:14時〜16時 木曜:14時〜16時30分 金曜:11時30分〜13時
・料  金 1000円(木曜のみ喫茶付きで1500円) *受付時に集金
・集合場所 三菱ビル(スカイバスカウンター横)
・集合時間 火曜と木曜は14時、金曜は11時30分までに集合
・募集人員 各回1名から先着10名まで
・団体予約 4名以上のグループでの参加は、日時・コースなどご相談に応じます
・所要時間 1時間30分〜2時間30分
・準  備 特にありません。
・旅  程 (火曜コース)14時三菱ビル発→行幸地下ギャラリー→新丸ビル7階(丸の内ハウス、テラス)→日本工業倶楽部会館→東京銀行協会ビル→和田倉噴水公園→丸ビル(35階、アート作品見学)→丸の内仲通り→丸の内MYPLAZA→一号館広場16時着
*移動はすべて徒歩です。都合によりコース順序が変わることがあります
・申込締切 前日正午まで
 
・ツアー実施・お問い合わせ先
 NPO法人大丸有エリアマネジメント協会 TEL 03(3287)5386(平日9時30分〜17時30分)
                     ホームページ  http://www.ligare.jp/
 
【丸の内までの交通】
・電車をご利用の場合:JR東京駅または東京メトロ丸ノ内線東京駅下車すぐ
・お車をご利用の場合:都心環状線丸の内出口からすぐ(各ビルに有料駐車場があります)

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