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 シンポジウム講演録

2012.03.02

発足記念シンポジウム


地域資源を活用した集客交流事業の核となる各地の観光地域づくり基盤組織(観光地域づくりプラットフォーム)について情報共有、意見交換を行うことのできる場として、日本観光振興協会が支援して昨年11月に設立した「観光地域づくりプラットフォーム推進機構」の発足記念シンポジウム(主催:観光地域づくりプラットフォーム推進機構、(社)日本観光振興協会)が、去る3月2日(金)、都市センターホテル(東京都千代田区)において、開催されました。 

当日は立ち見も出るほどの大盛況。観光地域づくりの新しい潮流である「プラットフォーム」について、すでに観光まちづくりプラットフォームを組織し実績を積まれている地域からの先進事例を基に、熱い議論が展開されました。 

会場は終了までほぼ満席であり、やや狭く参加者の皆様にはご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。下記にシンポジウム動画を公開いたしましたので、参加できなかった方、もう一度聞きたい方、どうぞご活用ください。

▼プログラム ※タイトルをクリックすると動画にジャンプします

■日時:平成24年3月2日(金)13:30~17:00

■場所:都市センターホテル6階 606会議室 東京都千代田区平河町2-4-1

■プログラム
    13:30 開会挨拶
        清水愼一(立教大学観光学部特任教授/機構会長)
        吉田正嗣((社)日本観光振興協会理事長)
        来賓挨拶 志村格(観光庁 観光地域振興部長)

    14:00 基調講演「小さな島の未来への挑戦」
        高砂樹史( (株)小値賀観光まちづくり公社 専務取締役)

    15:00 解説「観光地域づくりプラットフォームの概要と推進機構の役割」
        大社充(NPO法人グローバルキャンパス理事長/機構代表理事)

    15:30 記念パネルディスカッション
       「観光地域づくりにおけるイノベーション
        ~自立した観光地域づくりプラットフォームをめざして~」
       【パネリスト】
        鶴田浩一郎(NPO法人ハットウ・オンパク代表理事/機構代表理事)
        木村宏((一社)信州いいやま観光局企画開発室長)
        畦地履正((株)四万十ドラマ代表取締役/機構理事)
        小林功((株)函館コンシェルジュセンター事業部長/機構理事)
       【ファシリテーター】
        井手修身(イデアパートナーズ(株)代表取締役/機構常務理事)

    16:55 閉会挨拶
        井戸智樹(歴史街道推進協議会総合プロデューサー/機構常務理事)

    17:00 懇親会

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開会挨拶、来賓挨拶(16:21)

冒頭、清水愼一 推進機構会長、吉田正嗣 日本観光振興協会理事長より開会挨拶がありました。
来賓として観光庁 志村格 観光地域振興部長よりご挨拶を頂戴しました。



基調講演「小さな島の未来への挑戦」

五島列島北端の離島・長崎県の小値賀町は、2007年に町の「観光協会」、「自然学校」、「民泊組織」の3つの組織を統合、自ら稼ぐ事業型NPO「おぢかアイランドツーリズム協会」を設立しました。さらには観光を本格的な町の産業とするべく、2009年には株式会社小値賀観光まちづくり公社を立ち上げ、第3種旅行業も取得。新たな顧客を島に呼び込もうと、島の古民家を再生し滞在場所を整備し、近年は大人の女性たちが訪れる島として注目を集めています。東京から約9時間もかけて訪れる人たちを引き付ける各商品の魅力とそのつくり方、NPOと株式会社というおぢかアイランドツーリズムの2つの組織の関係など、小さな島の大きな未来への挑戦に、プラットフォームが重要な役割・機能を果たしていることを、高砂樹史氏(小値賀観光まちづくり公社専務取締役)にお話いただきました。

   前半(30:48)
   後半(30:11)
   質疑応答(5:27)
 
役員のご紹介(9:25)

観光地域づくりプラットフォーム推進機構の役員10名が紹介されました。



解説「観光地域づくりプラットフォームの概要と推進機構の役割」(17:27)

解説では大社充 機構代表理事より、観光地域づくりプラットフォームが登場する背景と推進機構の役割などが説明されました。


パネルディスカッション「観光地域づくりにおけるイノベーション
~自立した観光地域づくりプラットフォームをめざして~」

※不具合のため一部映像をカットしております。ご了承ください

パネリストとしてご登壇いただいたのは、日本の観光まちづくりプラットフォーム事業の第一線でご活躍の方々。「プラットフォームの活動と役割」、「プラットフォームの運営とその組織」、「今後の課題」の3つの論点を中心に、どのように収益事業をつくり自主財源を確保していくのか、観光まちづくりを担う人材をどのように採用、育成していくのかなど、各地の観光課題に直結する話題について、深く示唆に富んだディスカッションが繰り広げられました。この日のファシリテーターを務めた井手修身氏(イデアパートナーズ株式会社代表取締役)は、「プラットフォームが自立経営していくためには、パートナー・支援者が必要。この推進機構で情報を共有しながら、ネットワーク化を図り、今後プラットフォームの役割について皆さんで考えていきたい」と締めくくりました。
パネルディスカッションの資料はこちら

最後に井戸智樹 機構常務理事より閉会挨拶があり、シンポジウムは大盛況のうちに幕を閉じました。

   前半(36:05)
   後半(35:43)